未来ビジョン2030 の ねらい
ビジョンなき国を卒業しよう!
私たちの国はどこに向かおうとしているのでしょうか? アベノミクス、一億総活躍、地方創生、東京オリンピック、 いろいろなことが進んでいますが、その先に目指したい日本の未来像・ビジョンはあるのでしょうか?
持続可能な未来を目指すSDGsの様々な取組みも始まっていますが、目標としている2030年にどういう世の中になっているかは共有されているのでしょうか? 個々の取り組みだけで今の流れを変えられるでしょうか?
急速な技術進歩、大地震や財政破たんの可能性などが注目されている今こそ、ビジョンなき社会を卒業する時です。私たちは、草の根の市民がつながって2030年の社会を描き出し、様々なビジョンを共有するサイトづくりなどを通じて実現を後押しするプロジェクトを始めます。
共に未来を描きましょう!
■未来ビジョン2030の検討
2030年まで、後12年。そこまでに、目指す「安心して暮らせる持続可能な社会」を実現できるか? それとも、「不安に満ちた 先の見えない社会」となるのか? 今の私たちの選択にかかっているとも言えます。
そこで、これから起こり得そうないくつかのシナリオを描いて、これを乗り越えていく検討を進めています
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しかし、2030年まで残すところ12年。
わずか12年で目指す姿にできるのでしょうか?
そこで、過去の歴史の転換点を振り返ってみましょう。
歴史を紐解くと、時代の転換点では12年もあれば大きく変わる
まず『明治維新』が起きた1968年の前後12年です。
ペリー来航、安政大地震、の後、諸外国が日本に押し寄せて開国を迫りました。
これに対する政策を巡って、桜田門外の変、薩英戦争、下関戦争、長州征討、さまざまなことが起こり、大政奉還に至りました。
この時に大きな役割を果たしたのが、20~30代の若者たちでした。
明治維新後は、西洋の文明を受け容れ、急速な資本主義化・工業化が起こり、近代国家の仲間入りをします。さらに、殖産興業、富国強兵、に力を入れて、その後の日清、日露戦争への道を歩みだします。
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その後も、『明治➡大正』『大正➡昭和』と元号が変わる前後には、様々な変化が起きています。
では『昭和➡平成』への前後12年間を振り返ってみましょう。
昭和の最後の12年間は、経済が右肩上がりに成長を続け、GDPは200兆円➡500兆円と、2.5倍に成長し、Japan as No.1と言われ、アメリカの有名企業やビルを買収し、史上最高値で名画を落札したりして、まさに世界一と考える人も多かった時代です。
株価も、5,000円➡39,800円と 8倍にも上がり、このまま上がり続けると思われていました。
しかし、平成になったとたんに株価は暴落し、経済成長もストップ。バブルは崩壊し、山一/長銀が破綻。さらに、阪神淡路大震災、オウム真理教事件などが起きて、「失われた○○年」という時代になりました。
海外に目を向けると、東西冷戦が終わり、ドイツが統一され、ソ連は崩壊。その後、EUが成立してヨーロッパは一つになろうとします。
いっぽう 湾岸戦争を契機に反米的な勢力が力を増し、これが2001年の同時多発テロを引き起こし、その後のイラク戦争に繋がって、世界は極めて不安定な状態に陥ります。
また、中国は天安門事件の後、共産主義に資本主義を取り入れて、急速な経済成長を遂げます。
このように、12年あれば、想像をはるかに超える変化が起きるのです。
では、次の12年間でどのようなビジョンを持つのか?
ビジョンをどう共有していくのか?
どのようにビジョンを活かしていくのか?
について、次のアイテムをご覧ください。
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